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玄関リフォームのポイント②

 

玄関の扉は何で選ぶ?

家の第一印象を決めるのが玄関なら、玄関の第一印象を決めるのは扉です。

では、どんな扉を選ぶのが良いのでしょうか?

前回に引き続き玄関の扉の種類についてお伝えします。

 

引き戸

扉を左右にスライドさせて開閉するタイプです。

2枚の引き戸のいずれかを左右どちらか一方に滑らせて開く

「引き違い戸」や、1枚の引き戸だけを使用する「片引き戸」

2枚の引き戸をそれぞれ左右にスライドさせて両側の壁に引き込む

「両引き込み戸」などがあります。和風な印象がある引き戸ですが

別名「スライディングドア」とも呼ばれ、最近は洋風の家に合うデザインのものもあります。

 

素材で選ぶ

扉の素材は主に木製と金属製に分けられます。

木製の扉は結露しにくく、断熱性に優れているのが特徴です。

夏の暑さや冬の冷気が侵入するのを防いだり、

室内の熱が逃げるのを防ぐことで冷暖房の効率がアップします。

金属製の玄関扉でよく使用されるのはアルミやステンレス、鋼板などです。

耐久性や耐熱性に優れており、デザインも豊富にあります。

アルミ製の扉にも内部に断熱材が入ったものがありますし、

木製の扉もメンテナンスを加えれば長く使うことが可能です。

 

デザインで選ぶ

扉のデザインを選ぶ際は、家全体とのバランスを見ながら決めるのがコツです。

例えば、外壁の色と扉の色を同系色でまとめて統一感を出したり

外壁が白一色になっている住宅にはあえて、原色に近い

ビビッドカラーの扉にしてみるのも良いでしょう。

また、取っ手や小窓だけアンティーク風のものを選んだり

好みのデザインをワンポイント取り入れるのも人気です。

 

 

最新の玄関扉とは?

せっかく玄関の扉をリフォームするなら最新のタイプを選びたいものです。

では、どんなタイプがあるのでしょうか?

 

防火戸

隣家で火災が発生しても、国土交通大臣から認定された防火戸なら

「もらい火」などの延焼を食い止める効果があります。

防火戸は、防火性能を高めるためにさまざまな工夫がされています。

例えば、防火戸に使用されている加熱発泡剤は、一定の温度を超えると

発泡して隙間をふさぎ、炎の侵入を防止します。

ドアのパッキンも燃えにくい材質のものを使用しています。

また、ドアクローザ(扉を開けた後、自動的にゆっくりと閉める働きをするもの)

に使用されているオイルも耐熱オイルです。

ドアに取り付けられたガラスも網入り型のガラスで炎が貫通するのを防ぐ工夫がされています。

 

ドアキー

離れた場所からリモコン操作で鍵の開け閉めをするドアキーが登場しています。

さらに、リモコンを鞄やポケットから取り出さなくても

ドアのボタンを押すだけで施解錠ができたり扉が閉まれば自動でロックが掛かるシステムもあります。

また、ICチップ内蔵のカードをドアハンドルに近づけるだけで施解錠できるタイプもあります。

カードはパスケースや財布などに入れたまま使用可能なので家の前で取り出す必要がなく便利です。

 

断熱性と気密性

内部が断熱材でつくられた断熱構造の扉は、夏は涼しく、

冬は暖かいのはもちろん、気密性が高いので、すきま風やほこり、雨水の侵入を防ぎます。

また、扉と枠のつなぎ部分に断熱樹脂を施すことで扉の結露も抑えることができます。

扉のガラス部分は、2枚のガラスを合わせた複層ガラスを使用し、高い断熱性能を実現しています。

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